親知らずが原因の口臭!抜歯後に治るのは本当? | 正しいケアが必要

親知らずとは最も後ろに位置する歯で、正式名称は第三大臼歯(智歯)です。

大人になってから生える永久歯の中でも、一番最後に発育する特徴があります。

乳児の歯の生え始めとは違い、親に知らずに生えてくることから「親知らず」と名付けられるようになりました。

親知らずは絶対に生える歯ではなく、全く生えない人も少なくありません。

しかし、親知らずが生えている人の中には、粘膜や骨の下に埋もれて炎症を起こして腫れるリスクがありますので、抜いてしまう人も多いです。

ここでは、親知らずが原因で起こる口臭の仕組みと抜歯後の口臭についてまとめています。

親知らずが原因の口臭と抜歯後の関係

「歯医者で抜歯するのが面倒」と考えて、親知らずをそのまま放置している方は意外と多いのではないでしょうか。

親知らずが全てある場合は、上下左右に1本ずつトータルで4本生えてきます。

この親知らずは、口臭の原因になりやすいので気を付けないといけません。

「自分は虫歯や歯周病がないから口臭は大丈夫」と安心している方は多いのですが、親知らずが生えている方は要注意です。

ここでは、口臭と親知らずの関係性について簡単にまとめてみました。

    口臭と親知らずの関係

  1. 現代人は顎が小さく退化しているため、親知らずが生えるスペースがない
  2. その状態で無理に親知らずが生えてくると、横向きになったり手前の奥歯に重なったりする
  3. 生え方にトラブルが起こると、歯茎が刺激されて炎症を起こす(智歯周囲炎と呼ぶ)
  4. 親知らずの箇所は歯ブラシの毛先が当たりにくく、食べ物のカスが溜まりやすい
  5. 智歯周囲炎による出血や食べ物のカスの影響で雑菌が繁殖して悪臭ガスが発生する
  6. 悪臭ガスによる影響で口臭が酷くなる

「自分ではしっかりと磨けている」という方でも、親知らず周辺は不衛生な状態になりやすくなっています。

食べ物のカスの蓄積に加えて、炎症によって歯肉に膿が溜まったり虫歯が進行したりすると、余計に口臭が酷くなりやすいわけです。

親知らずによる口臭は抜歯後に治るの?

親知らずの抜歯
親知らずによる口臭は、歯科医院での抜歯後にしっかりと治ります。

親知らずがなくなればブラッシングがしやすくなり、口内の清潔さが保たれ、歯肉の刺激による膿の発生も抑えられますので、口の臭いを軽減できる理由はお分かり頂けるのではないでしょうか。

綺麗な生え方で他の歯に悪影響を与えていないのであれば、親知らずを無理に抜歯する必要はありません。

しかし、下記の項目に該当するような人は、早めに親知らずを抜歯すべきですね。

    親知らずを抜いた方が良いケース

  • 一度でも腫れたり強い痛みが出たりしている
  • 手前の歯に食い込んで虫歯になっている
  • 生えている向きが正しくない(頬や舌に食い込んでいる)
  • 歯茎から少しだけ親知らずが見えている
  • 親知らずが原因で良く頬や舌を噛んでしまう
  • 歯が伸びてきてしまっている

口臭だけであればまだしも、年齢を重ねるにつれて全身的な基礎疾患を患う可能性が高くなります。

抜歯と聞いて「怖い」「痛い」といったイメージを抱く方は多いのですが、麻酔を効かせてから親知らずを抜く作業に入りますので大丈夫です。

外科的な手術が必要でない親知らずの抜歯は侵襲が少なくて処置の時間も短いため、激しい痛みを感じることはほとんどありません。

「親知らずの抜歯後に口臭が改善されました」と口コミを残している方はいますので、今の自分に抜歯が必要なのかどうか歯科医院の専門医に伺ってみてください。

親知らずのお手入れの方法はこれだ!

毎日丁寧なブラッシングを
歯科医院を受診して専門医に診てもらって、「今の状態であれば抜歯の必要はありません」と言われることがあります。

早急な治療が必要でないのであれば、親知らずを抜かずにそのまま様子見するのは選択肢の一つですね。

しかし、親知らずの日々のお手入れ方法が間違っていると、汚れが溜まったり虫歯になったりして口臭が悪化する確率がアップします。

口臭の原因の約90%は口腔内に問題が潜んでいますので、親知らずを抜歯しない人は正しいお手入れの方法について見ていきましょう。

親知らずのケア方法

  • ブラッシングする時は、口を小さくあけて歯ブラシを斜め横から入れて毛先を親知らずに当てる
  • 親知らずだけではなく、その手前の歯も歯ブラシを小刻みに動かして汚れを除去する
  • 歯ブラシだけで十分に磨けない時は、ピンポイントで毛先が届く構造になっているタフトブラシを使う

汚れが残らないように丁寧なブラッシングを毎日心掛けていれば、親知らずが生えていても口臭の症状が一気に悪化することはありません。

歯ブラシの正しい方法は歯科医院で指導してくれますので、虫歯や歯周病を予防するためにも一度受診してみてください。