口がネバネバする原因はこれだ!どのように対策すれば良い?

唾液にはネバネバとサラサラの2種類がある!

私たちの口内の唾液は、大唾液腺と小唾液腺から分泌されています。

1日に分泌される唾液の量は個人差がありますが、平均して何と0.5L~1.5Lと多い時では500mlのペットボトル3本分にも及ぶ量が分泌されています。

この唾液にはネバネバとサラサラの2種類があり、それぞれの特徴は次のようなものです。

ネバネバの唾液の特徴

  • 自律神経の交感神経がコントロールしている
  • ストレスや緊張している時に分泌されやすい
  • 水分の量が減って粘性タンパク質のムチンが多い
  • 口内の細菌を絡め取って体内に侵入するのを防ぐ
サラサラの唾液の特徴

  • 自律神経の副交感神経がコントロールしている
  • 食事中やリラックス時に分泌されやすい
  • 水分やイオン、唾液アミラーゼを多く含む
  • 口内を洗浄したり食べ物を飲み込みやすくしたりする

どちらの唾液にも大切な役割がありますので、決して無駄な存在ではありませんよ。

しかし、あまりにもネバネバの唾液が分泌されていると、ドライマウス(口腔乾燥症)の原因になります。

ドライマウス(口腔乾燥症)によって引き起こされる症状の例を5つ挙げてみました。

    ドライマウスの悪影響の例

  • 食べ物が口の中に張り付いて食べにくくなる
  • 口内が乾いて上手くしゃべることができない
  • 唾液の殺菌作用が衰えて虫歯や歯周病のリスクが高くなる
  • 舌の味を感じる部分の味蕾が傷付いて食べ物の味が分からなくなる
  • 口臭の症状が酷くなる(より臭くなる)

「口の中が絶えずネバネバしている・・・」と感じている方は注意が必要です。

口内がネバネバする4つの原因はこれだ!

サラサラの唾液が分泌されている状態は、口内の洗浄作用や自浄作用が高まります。

口の中を健康に保てるように働きかけてくれますので、虫歯や感染、口臭を防ぐことができるわけです。

一方で口内が乾燥している方は、ネバネバの唾液の分泌量が高まっている傾向がありますね。

なぜ口内がネバネバしてドライマウス(口腔乾燥症)になるのか、考えられる原因について見ていきましょう。

    唾液のネバネバの原因

  1. 緊張によって精神的なストレスが溜まっていると、ネバネバの唾液が分泌されやすい
  2. 加齢による筋力の低下で、唾液腺を上手く刺激することができなくなる
  3. 飲酒や喫煙などの生活習慣によって、自律神経の交感神経が優位な状態になっている
  4. 鼻炎や鼻詰まりによる影響で、鼻呼吸ではなく口呼吸が中心になっている

ストレスや筋力の低下など、口内がネバネバする原因は様々です。

他にも、次のように何かしらの疾患が関わっているケースもあります。

可能性のある疾患

  • 糖尿病:糖分の排出で大量に水分も出ていくと口の渇きの症状を感じやすい
  • シェーグレン症候群:口や皮膚などの全身の乾燥が引き起こされやすくなる
  • 腎不全:人工透析の際に体内の余分な水分が排出されてドライマウスになりやすい
  • 更年期障害:女性ホルモンの分泌量が低下すると唾液の分泌量も減少する

何かしらの病気と生活習慣が合わさり、ドライマウス(口腔乾燥症)の症状が悪化している人は少なくありません。

「ただ口内がネバネバしているだけでしょ?」「口の中が乾燥しているだけでしょ?」と楽観視している人はいます。

しかし、この状態を放置していると口内が不衛生な状態になり、「硫化水素」「メチルメルカプタン」「ジメチルサルファイド」といった揮発性の硫黄化合物が増えて口臭が酷くなりやすいので注意が必要です。

口内のネバネバを対策する方法をまとめてみた

マウスウォッシュのイメージ
口腔内を衛生的な状態で保って口臭や歯周病を予防するには、潤いで満たされたサラサラの状態をキープしないといけません。

ドライマウス(口腔乾燥症)の症状を和らげるだけで、改善できる症状はたくさんありますよ。

ここでは口内のネバネバを対策する方法をまとめていますので、「自分はドライマウス(口腔乾燥症)かも・・・」と悩んでいる方は一度実践してみましょう。

口内ネバネバ対策方法の例

  • 口の渇きを感じたらこまめに水分補給をして口内を潤いに満ちた状態にする
  • 空気が乾燥しやすい秋から冬にかけての季節は部屋の加湿対策をする
  • リラックスやリフレッシュを心掛けて精神的なストレスを発散する
  • 「耳下腺」「顎下腺」「舌下腺」を刺激する唾液腺マッサージをする
  • 歯磨きやマウスウォッシュをする際は口腔粘膜を刺激しない製品を選ぶ

上記の中でも唾液腺マッサージは効果的で、口内を清潔に保つ唾液の分泌量を高められるからです。

やり方には幾つかの種類がありますが、「人差し指から小指を頬と耳たぶの間に当てて円を描くように刺激する」「耳の下から顎先までを指の腹で押し込む」「両手の親指を顎の真下から舌を突き上げるように押す」といった方法で刺激できます。

唾液腺マッサージに加えてこまめな水分補給やストレス発散に取り組んでいれば、口内のネバネバを改善してドライマウス(口腔乾燥症)の症状を和らげることが可能です。

唾液が少なくなると口臭だけではなく、「食事が美味しく感じられない」「会話を楽しめない」といった問題も発生しますので、早めに対策してみてください。