矯正歯科治療で口臭が悪化する原因!マウスピース矯正でも

矯正歯科治療を受けるメリット

良好な咬合を維持できると、QOL(Quality Of Life)の向上に繋がるからですね。

悪い歯並びや噛み合わせを治す目的で、歯科医院で矯正歯科治療を受けている方はたくさんいらっしゃいます。

マウスピース矯正とワイヤー矯正など、歯科医院で実施されている矯正歯科治療の種類は様々ですね。

矯正歯科治療のメリットの例

  • 噛み合わせの改善で虫歯や歯周病などの歯科疾患を予防できる
  • 咀嚼機能の改善であご骨の成長発育障害を予防できる
  • 顎関節と咬合との調和で口唇閉鎖不全を改善できる
  • 身体のバランスや運動能力の改善に繋がる

「矯正歯科治療を受けると性格がポジティブに向かう傾向がある」とも言われていますので、歯並びの悪さで悩んでいる方は一度歯科医院に相談してみてはどうでしょうか。

矯正歯科治療で口臭が悪化する3つの原因

歯科医院で矯正歯科治療を受けて、次の悩みを抱えている方は少なくありません。

  • 治療を受けてから口臭が酷くなったような気がする
  • 歯磨きをしていても口が臭いと指摘された
  • 矯正が終了してからも口臭が気になる

【原因①】ブラッシングによる磨き残しが増える

口の中に矯正器具があると、ブラッシングがしにくくなります。

磨き残しによって器具と歯の間に食べ物のカスや歯垢が溜まりやすくなるため、口内の細菌が分解してVSC(揮発性硫黄化合物)を作り出して口臭が酷くなりやすいのです。

口臭が気になる原因は、ほとんどが口内に何かしらの問題があります。

自分では丁寧に歯磨きができているつもりでも、実はブラッシングが不十分で歯垢や汚れが残っていたというケースは多いため、矯正歯科治療を受けた方は注意してください。

【原因②】口を閉じにくくなって口腔内が乾燥する

矯正歯科治療で口臭が悪化しやすいのは、口を閉じにくくなって口腔内が乾燥するのも原因の一つですよ。

「口の中が乾く」「口内がネバネバする」など、ドライマウスの人ほど口臭が発生します。

ドライマウスが口臭を発生させる流れ

  1. 口内が乾燥すると唾液の分泌量が低下する
  2. 唾液の殺菌作用が薄れて雑菌が繁殖する
  3. 雑菌がVSC(揮発性硫黄化合物)を作り出しやすくなる

人によっては矯正歯科治療を受ける際に、噛み合わせを緩くするケースがあります。

そうすると口が開いたままの状態になりますので、口内が乾燥して口臭に繋がるメカニズムです。

これは仕方のない現象ですので、矯正歯科治療を受けている最中もこまめに水分補給をして口の中を潤す対策をしましょう。

【原因③】装置の接触による炎症で膿が発生している

矯正歯科治療でマウスピースやワイヤーを装着すると、歯茎や唇に当たって口内炎ができやすくなります。

装置の接触で炎症を起こすと膿が発生しやすく、その臭いが口臭となってあらわれるわけです。

矯正器具が自分に合っていないこともありますので、「何か違和感を感じるな~」「口内炎が治らないな~」という時は担当の専門医に相談してみてください。

マウスピース矯正で口臭が悪化することはある?

マウスピースのイメージ
美しい歯並びを手に入れる目的で、マウスピース矯正(取り外せるインビザライン)を歯科医院で受けている方はいます。

ワイヤーやブラケットを歯に固定させる矯正ではなく、自分で着脱が可能なのがマウスピース矯正の特徴です。

そのため、「マウスピース矯正は取り外しができるから口臭の原因にならないのでは?」と考えかもしれません。

しかし、マウスピース矯正による治療でも次の理由で口臭が悪化することはあります。

    マウスピース治療で口臭が悪化するケース

  • 食事中以外はマウスピースを装着するため、知らず知らずの間に汚れが蓄積する
  • マウスピースの手入れが不十分で、汚れた状態のまま装着している
  • 長時間に渡る装着で口腔内が乾燥して唾液が口内に行き渡りにくくなる

ワイヤー矯正もマウスピース矯正も、口臭の発生のリスクが高まると心得ておいてください。

矯正歯科治療による口臭を予防する方法

デンタルケアのイメージ
矯正歯科治療による口臭を予防するには、日々のオーラルケアが重要です。

正しい方法で口内のケアを行っていれば、ワイヤーやマウスピースを装着していても口臭の悪化を防ぐことができます。

以下では、口臭を発生させないためのブラッシングで押さえておきたいポイントを幾つか挙げてみました。

    口臭を抑えるポイント

  • 鏡を見て歯と歯の間に歯垢や食べ物のカスなどの汚れが残っていないか確認しながら歯磨きをする
  • 口内を良くチェックできるように、歯磨き粉の量を少なくする(歯磨き粉が多いと泡が増えて見にくくなる)
  • ペンを持つようして握る「ペングリップ」で軽い力を加えて小刻みに動かしながら磨く
  • 口内の細菌を殺菌するために、ブラッシングの後に洗口液(マウスウォッシュ)で口をゆすぐ

もちろん、矯正歯科治療を受けていない人も正しいオーラルケアは口臭の対策で欠かせませんので、今一度ブラッシングのやり方を見直してみてください。