肝臓が原因の口臭について!病院で検査を受けた方が良い?

一口に口臭と言っても、人によって原因は大きく異なります。

身体に異常がないのであれば、誰にでもある生理的口臭ですのであまり心配する必要はありません。

しかし、肝臓の機能が低下したり肝臓の病気を患っていたりという原因で、口臭の症状が悪化している人は注意が必要です。

以下では、肝臓が原因で口臭が酷くなるメカニズムについてまとめてみました。

肝臓が原因で口臭が酷くなることはある?

肝臓が原因の口臭のメカニズム

  1. アルコールの過剰摂取などが原因で肝機能が悪化する
  2. 肝臓でのアルコール処理が追い付かなくなる
  3. 同時に肝臓で分解されずはずの臭い物質が留まる
  4. 呼気として排出されると口臭の症状が悪化する

肝臓はアルコールを分解するだけではなく、臭い物質を分解したり栄養素を分配したりと生きていくために欠かせない役割を担っています。

この機能が低下すると様々な悪影響が起こりやすくなりますので、アルコールを飲み過ぎている方は気を付けてください。

口臭の臭い別で隠れている病気は分かる

どのような臭いの口臭かによって、隠れている病気が分かることがあります。

確実に分かるわけではありませんが、大まかな目安について見ていきましょう。

尿のアンモニアのような臭い 肝臓がんや肝硬変
ドブのような臭い 胃がんや食道がんなどの悪性腫瘍
甘酸っぱい臭い 糖尿病が悪化しているサイン

肝機能障害で内臓に何かしらの問題がある人は、「アンモニアのような臭い」「排水溝のようなニオイ」「カビのようなニオイ」といった口臭が出やすくなります。

これは本来は肝臓で解毒されるはずだった臭い成分が分解されず、呼気として体外に排出されているのが大きな理由ですね。

肝臓の機能が低下する原因はこれだ!

「毎日丁寧に歯磨きをして口内を清潔に保っているのに口臭が酷い・・・」と悩んでいる方は、内臓に何かしらの原因が潜んでいます。

日常生活を送っていて、次の症状で悩まされている方はいませんか?

  • 何だか疲れが抜けなくて倦怠感が続いている
  • お酒を飲んでも美味しいと感じなくなった
  • 食欲が低下して脂っこい食べ物を食べたいと思わなくなった
  • 手足がむくんだりお腹が張ったりしている

これらの症状は、肝臓の機能が低下しているサインです。

「肝臓の機能が低下する=病気を発症している」とイコールで結び付けることはできないものの、そのまま放置していると口臭が悪化したり他の症状を併発したりします。

そこで、以下では肝臓の機能が低下する原因を3つ挙げてみました。

    肝臓の機能が低下する原因

  1. アルコールの過剰摂取で知らず知らずのうちに肝臓に負担をかけている
  2. 内臓肥満を伴う高血圧で肝臓にダメージが加わっている
  3. B型肝炎ウイルスやC型肝炎ウイルスに感染している

「お酒が大好き」「毎日のようにアルコールを飲んでいる」という方は要注意です。

肝臓の機能低下による口臭の対策

医師の診察のイメージ
身体の内側から発生する口臭を対策したいのであれば、肝臓の機能低下を防ぐことから始めないといけません。

内臓が原因の口臭は皆さんが考えている以上に厄介で、ブラッシングやブレスケアでは取り除くことができないのです。

つまり、肝臓が原因の口臭で悩んでいる方は、下記のように肝臓の機能低下を防ぐ対策を日々の生活で行いましょう。

    肝臓の機能低下を防ぐ方法

  • 肉類や乳製品に偏るのではなく、野菜類や魚類などバランスの良い食生活を送る
  • 腹八分目程度の食事量を毎日心掛けて生体リズムをしっかりと整える
  • 塩分やカロリーの過剰摂取には十分に気を付ける
  • 精神的なストレスを発散する(ストレスで自律神経が乱れると肝臓に負担が加わる)
  • 行き過ぎた糖質制限ダイエットはできる限り避ける
  • 日頃から手洗いやうがいを心掛けて風邪をひかないように予防する

食生活を中心に日々の生活を見直していれば、肝臓機能の低下を未然に予防できます。

お酒を飲まない人でも肝機能障害を発症するリスクはありますので、食生活が乱れている方は今一度見直してみてください。

肝臓の検査を病院で受けた方が良いの?

口臭が酷いだけで、肝臓の病気を疑う必要はありません。

しかし、口臭に加えて倦怠感や食欲不振の症状が長期間に渡って続いている方は、肝機能が低下している恐れがありますよ。

素人では身体のどの部分に異常が出ているのか判断できないため、心当たりがある人は次の検査を病院で受けましょう。

超音波(エコー)検査 腹部に超音波の探子(プローブ)を当てて肝臓の中をモニターに映し出して観察する
CT/MRI X線(CT)や磁気(MRI)を出すドーム状の機械に入って内臓の様子を正確に観察する検査
血液検査 肝臓の細胞に含まれている酵素のAST(GOT)とALT(GPT)を測定する

肝臓の検査と聞いて大掛かりなものだとイメージしている方はいますが、超音波(エコー)検査やCT/MRIは10分~20分程度の時間で終わります。

身体の中に潜んでいる病気を見つけ出すには正確な検査を受けなければなりませんので、「自分の肝臓は大丈夫かな?」と不安を抱えている方は一度病院を受診してみてください。